好きなこと

最近日の入りが早くなり、5時半にはもう暗くなってる。

今日は小雨が降っていた。

私は街灯に照らされた小雨が、暗闇でぼんやり光るのを見るのが好きらしい。

 

ずっとみていられるというか、

ただぼーっと見ているには最適だなあと思う。

 

「〇●✖△✖※+。」

 

今日は、一緒に住んでる人間に気に障ることを言われ、めちゃくちゃ頭にきた私は、

八つ当たりしないうちに部屋を出た。

台湾に来て、ここまでサンドバッグがほしくなったことがあっただろうか。

 

部屋を逃げるように飛び出したら、小雨がまだ降っていた。

街灯を眺めて、嫌なことをつかの間のあいだだけでも見ないふりした。

 

 

 

 

こんな風に、忙しかったり、近しい人間と関係が悪化したりすると、癒しと言うか、心の依りどころを強く求める。でないと、いいことが何もない現実にうんざりしちゃうから。

しかし、必要な時にちょうどよく居場所があるわけでもなく、そんな世界を受け入れつつも、悲観せざるを得ないときもある。泣

 

鬱然たる日々を散々繰り返して、もう嫌だなってなったとき、

Twitterが趣味の投稿で埋め尽くされた人を見て、思考した。

好きなことだけ考えていれば、相対的に嫌なことを考える時間が減り、

必要以上に絶望しなくて済むのではないかという結論に至った。

 

そこで好きなことはなんだろうかと、考えた。

足太ぺんたちゃん好き。最近だと、「少女レイ」は本当に癒された。かわいいし、何よりダンスの完成度が抜群で、映像美や顔、歌の世界観の表現など総合的に見ても評価できるところに尊敬する。

 

日本語を教えるのも好き。正しい日本語が身につくし、語彙力が増えて自分の表現したいことが的確に伝えられるようになる。

 

最近パンは好きじゃなくなった。おにぎり派になった。

 

仮想現実とかモーショングラフィック好き。作れるかどうかは、、一旦脇に置いといて、とにかく非現実的だけど美しいものだと思う。毎日欠かさずツイッターでチェックするのもこの分野。

 

美容好き。自分が昨日よりきれいになれるように、とまではいかないけれど、いつか細くて色白で優しい雰囲気の人になれるようにゆるーく追求してる。そのための努力とかが結構たのしめる質でよかったと思う。

 

人に共感できる人でありたいという欲もある。そのために必要なのは、痛みをよく知ることと、本を読むことだと思う。

 

(好きなことと、欲って、切っても切れない関係だな。)

 

そういえば、心を動かすものが好き。

いや、心を動かすものを作れる人になりたいという願望がある、のほうが的確か。

これについてはいろいろなやり方があるけれど

文字だとか、漫画とか、映像とか、使用者体験とかのコンテンツを通して、

または、人とのかかわりを通して、

鬱な気分だったところを救われたり、感動した経験って忘れがたいものがある。

そういうもの。

真夏日に入ったかき氷屋みたいな。

街灯に照らされる小雨のような。

水に一滴たらした絵具のつくる模様のような。

身近にあって、目をきらんとさせる、そんなものってなんだ?

 

 

これが自分でもつくれるんだと実感できたなら、きっと人生大満足。

 

 

さて、嫌なことをずいぶん隅に追いやれたところで、勉強を始めよう。