夜散歩

つかれた

外散歩しよって思って

外出たら雨だったけど土砂降りじゃなかったからそのまま歩いた

構内を出るのは危ないしお金も40元しか持ってきてなかったから

とりあえずコンビニに歩いた

寮に戻って寝るのが一番やりたいことだとわかっていたけど

そんなことしている場合じゃなかった

一刻も早く終わらせなくちゃいけないことがいっぱいで。

とりあえず寮に向かってしまったからにはしばらく屋根がない道を歩くことになる

それでも走る気力はなかった

夜、人のいる道を悠々と歩くのは

気分を落ち着かせた

 

そういえば夜散歩するのが好きって人いたもんな

今ならわかる。

 

セブンについた。

アイス買おうと思ったが、ほしいアイスの値段が

所持金と釣り合わない。

代わりにこんにゃくゼリーを買った。

 

強くなった雨の中をまた歩いて戻った。

歩いても走っても濡れるのに変わりはないから歩いた。

眼鏡が滴でいっぱいになった。

 

まるで女装した男子の気分だった。

ぜんぜん女子っぽくない

それが嫌だとかじゃないけど

それくらい気力がないことを確認した。

 

作業所に戻った。

仕事だ、仕事ってこんな感じかなあって

考えながらドアを開いた。

 

頑張る気力もないけど

とりあえずやる事を終わらせる。