やりたい仕事
大学に入って変わった。
何が変わったかって一番は興味が変わった。
高校生の時は、将来赤十字団体に入って貧困国を支援したいとか
とにかく世界をよくしたいと思っていた。
その時崇拝していたのは高校の3つ年上で東京外語大在学中に世界一周した先輩。
自分も世界の国際状況をもっと知りたいと思い、図書館で池上彰の本を読んでいる高校生だった。
そのうち文理選択の時期が来ると、国をよくするならその国のトップにならなければならないのではと思い始め、不可能だと感じた。
それなら、一般企業で貢献すればいいと思ったが、文系の職業でそれができるのか謎だった。
そこで、理系の道に進んで、科学の力で直接的に貢献できたらいいと思い、理系に進んだ。
将来理系の学者になることなど全然想像もつかなかった。
そして、理系の科目にどうも成績が伸びず、
デザインの方面に興味を持ち始めたのもあり、
最終的に大学の学科選択ではデザイン系に進んだ。そして今があるわけだ。
今自分はデザインにも科学にも興味があるが、国際事情には随分疎いと思う。
歴史にもそこまで興味を持っていない。
ただ、直接的に人の役に立てるものを作りたいと思う気持ちは今も高校生の時は変わらないなと思う。
例えばモーショングラフィック。今一番崇拝してるのは、いっしん、こと田中一臣さん。この人はまだ大学生ながら、NHKやSONYといった誰もが知ってる企業の、プロモーションビデオを手がけている。多くの人の目に映るものを作っているわけだ。
そしてイラストレーションや漫画で、感動させたり癒したり興奮させたりするクリエーターにとっても尊敬している。
こうして、自分も今は家電を作って、その家電で人の生活をよくしていく仕事をするつもりだが、
多分この夢はこれからも追っていくと思う。
わからない、もしかしたら大学でデザインを学んでいるときに、クリエーティブなものにどんどん価値観が偏っていったのかもしれない。でもその元にあるのは小学生の時の漫画家になる夢。
中学生、高校生の時は部活と勉強に忙しくてその夢を諦めていたけれど、でもやっぱりしたいのは人の心を動かすこと。良い方向に。
いつか自立して、好きなことを仕事にすることができるといいな。